注
- ジョニー大佐
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このような席に「大佐」という半端な階級の人間が絡んでいるというのは、良くある設定である。「大佐」などという階級にも拘わらずに大物の集まりに加わっているところが、いかにも「選挙や公聴会などというものを超越した裏番長」という雰囲気を漂わせるのであろう。したがって、通常は、それなりのバックグランドをもった有能な人物であるはずだが、ジョニー大佐に関しては、この点は不明である。
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- ハンフォード・サイト
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ワシントンDC は東海岸で、ワシントン州は西海岸の北の方。ボルチモアはワシントンDC の近くの美しい港町で、映画トータルフィアーズで核爆発のあったところ。一方、ハンフォード・サイトはワシントン州にあるプルトニウム関連施設(つまり作る側)であり、かつ、核廃棄物のたまり場。なぜ、ハンフォード・サイトを登場させたかと言うと、うっかりワシントン州知事の記者会見という設定にしてしまったため、「ワシントン州に首都がないことぐらい知ってるもん!」というアピールが必要になったからである。
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- ウニャウニャしたもの
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「ウニャウニャした」、「グダグダ感満ちあふれる」、「退屈な」という三つのキーワードに象徴される政治手法は、二十世紀後半に日本で開発された画期的な政策術である。当時、世界的には未だ認知されていなかったので、「オクスリ解禁」が、国際的規模でこの政策術が用いられた最初のケースということになる。これは驚異的成功を収めたのだが、その後用いられることはなかった。「政治手法などというものを必要としない世界となったから」ということが最大の理由だが、もうひとつ、「小説家が困るから」というのも大きな理由なのである。
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